#smileatを立ち上げました

大地震から数日がたちました。被災地の皆さんには、心よりお見舞い申し上げます。

さて、東京にいる私たちはどうしたらいいのでしょう。被災地とはレベルは全く違うものの、それでも帰宅困難者が大量に出たり、停電が予定されていたり、交通機関が機能していなかったり、食材を初めとした物資の供給が不安定だったりと、やはりそれなりの不安を抱えている方も多いことと思います。

飲食店にしても、果たしてこの状況下で普段通り営業して良いものか悩んでいる方も少なくないでしょう。また、地震が金曜日にあったことで、大事な週末の売上を失うことになっただけでなく、停電に備えて外出を控える呼びかけもあったりと、果たしていつになったら客足が戻ってくれるのか、今後に対する不安も大きいはずです。

かくいう私も、表向きは明るく前向きに頑張ろう!と言いながら、心の奥底では今後に対する不安でいっぱいです。このまま売上の壊滅状態が続けば、お店の経営はあっという間に行き詰まってしまうかもしれない。いつまで持ちこたえられるだろうか。

 

そんな中、昨日のウチのお店の日報で、こんな報告を目にしました。西麻布にある「壌」という立ち飲み店のマネージャーからの報告です。

 

誰かと話したくて、話して不安を紛らわしたかった、という声をいただきました。途中からテレビは消してましたが、速報などを気にする方がいたので音声を調整し、音楽もかけていました。また、どれだけ怖かったかなどをみんなで話しながら、段々笑い話に移行していました。来てよかった。ちょっと気が晴れた。など、軽くリフレッシュ出来たみたいです。(中略)

店内は照明をいくつか調整し、暖かいほうでしたのであまりエアコンはつけずにいました。これは皆さんからの意見で、電気の件を気にされてたかたがおおかったのでどなたにも了承してもらえました。

 

これを見たとき、やはり飲食店には人を元気にするという役割があるのだということを再認識しました。いつもと同じようにお店を開けて、いつも通りのご飯やお酒が楽しめる。たくさんの人の笑顔がある。不安を分かち合える店員さんがいる。それだけでも、心のバランスを取り戻せる方がいるのですね。

また、被災地の方々の生活を支えるには、寄付金だけでは限界があります。やはりきちんと消費して、現地の方々にお金が回っていくようにしなければなりません。経済がきちんと回ってこそ、復興も成るのです。ましてや、飲食店は各地から食材を仕入れるという大事な役割も担っています。被災地の食材や特産品を仕入れることは、直接的に現地にお金を回すことにもなるのです。

不安な人たちの心の支えとなり、被災地に少しでもお金を循環させ、さらに経済も元気にしていく。今、飲食店は、とてもとても大きな役割を担える気がしています。

だからこそ、私たち飲食店を経営する者は、今のこの苦境を何とか乗り切らないといけません。

輪番停電があり、交通機関も麻痺していて、しばらくの間は飲食店も大変苦しい時期が続きます。しかしここをなんとか踏みとどまり、そして被災地の復興に少しでも貢献し、先頭を切って日本を元気にしていかなければなりません。

そこで、いまは不安でいっぱいの飲食店同士が連帯し、お互いに励まし合あえる場を作りたいと思いました。それが「#smileat」です。この「#smileat」は、Twitterで飲食店同士、そして飲食店とお客様とが繋がるためのキーワードです。このハッシュタグをTwitterで開けば、たくさんの飲食店が頑張っていること、そしてそれを応援してくれるお客様がたくさんいることが実感できるような、そういう場にしたいと思っています。

このハッシュタグで、飲食店が「自分は一人じゃないんだ」と思えて、そしてどんなに苦しくても前向きに頑張っていくための力になれれば。そう願ってやみません。

 

#smileatには、誰でも参加できます。参加資格は、この趣旨に賛同してくれることだけです。飲食店の人だけでなく、お客様の参加だって大歓迎です。前向きな言葉だけでなく、悩みだって共有しましょう。

 

さらに、#smileatでは、今後チャリティも企画しています。趣旨に賛同してくれる飲食店が、各店独自の#smileat特別メニューを用意し、その売り上げの一部を被災地に寄付します。透明性を高めるため、そのお金は全てブログで公表し、#smileatとして責任を持って寄付していきたいと思います。

この活動は、地震直後の一過性のもので終わらせてはいけないと思っています。復興には、恐ろしく長い時間がかかることでしょう。しかしその間も、私たちがずっとこの地震の悲惨さを忘れないように、この活動は長く続けていきたいと思っています。この活動について、ご意見等があれば、下記のコメント欄に是非お寄せください。

 

【発起人】

 

追記

今回、この企画を思いついたきっかけは、今朝、清水亮さん @shi3z_botから頂いたこのツイートでした。

@hitoshi 豚組頑張ってください!応援してます!またみんなが笑顔で最高のトンカツが食べられる日を目指して僕も頑張ります

不安でいっぱいになったときに頂いたこの一言が有り難くて有り難くて、知らず涙が流れていました。こういう一言で救われることは、確かにある。だから、こういう一言をお互いに掛け合うことができる場があればと思ったのでした。清水さん、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

(豚組・中村仁)