「smile+eat」私たちに出来る事、すべき事
東北地方太平洋沖地震にて被災された方々に、心よりのお見舞い申し上げます。
地震の起きた当日、すぐに店舗に行き、割れた酒瓶や棚などをざっと片付けた後、twitterのTLをながめていました。状況は予想よりもひどく、お客様は皆一様に恐怖を感じ、続く余震に不安を募らせていました。被災地の方々とは被害状況が違うものの、東京近辺でも、帰宅困難者などの諸問題が出るであろうことが予測されたため、店舗を解放することを決め、ひたすらに情報を集めました。それを選別し、twitterにて発信し続けました。普段はガラガラの当店裏の道路が、次第に車と人で埋まっていきました。駅へ向かった人達も、諦めて引き返してきたり、公衆電話に列を作ったりしていました。
その中で、私たちには何が出来るのだろうとひたすら考えていました。当店は「ソンタナ」という名前なのですが、これはタイ語で「会話」を意味します。コックと話し合い、店は完全に開放し、帰宅困難者のためには飲料・食事を提供し、近辺に住む一人暮らしの方や、不安な方に店に来ていただき、会話をして落ち着いていただこうと決めました。実際、何人かの方がいらっしゃいました。幾許かの不安を取り除くことが出来たのではないかと思います。
今、我々飲食店はどうすべきなのでしょう?自問自答を繰り返しました。こんな状況下で営業をするべきなのか?自重すべきなのか?迷っている同業の方々も多いと思います。もちろん、このままの状況が続けば、店舗運営自体が行き詰ってしまうのではないかという不安も。周りを見渡すと、近辺のスーパーやコンビニの棚は 空っぽ でいつになったら正常に戻るかすらわかりません。水や電気の供給に対する不安も日々募っていきます。今こそ、飲食店は「美味しい食事と楽しい会話」を提供するべきだと思いました。お客様のためにも、私たちのためにも。
飲食店は、お客様の笑顔を作る場所です。美味しい物を食べ、美味しいお酒を飲み、話し、笑顔を共有する場。その場をきちんと守ることこそが、我々の仕事です。ライフライン各所で、日夜頑張っている方々と同じように、我々には我々の仕事があるのだと思います。出来る限りの営業をして、機能している部分で経済を回していくことも大事な仕事だと思います。
昨日、当店では緊急で「ファミコンナイト」を開催しました。店外看板や階段の照明は消灯、店内も最低限の照明で暖房すらつけずに、最低限での営業です。省電力プロジェクタの光のもと、ファミコンをしながら、みなで食事をし、笑おうと思ったのです。不謹慎だとお叱りを受ける事も覚悟で、twitterにて告知をしました。開店後、様々な場所からお客様がいらっしゃいました。みな、店内に入るときは不安気でしたが、すぐに笑顔になりました。初めて出会った方々が、すぐに打ち解けて会話を始めていました。照明は暗い店内でしたが、笑顔と笑い声に溢れていました。営業終了後、お客様の@u44eさんからこんなツイートを頂きました。
ごちそうさまでした。知ってる顔を見るだけで安心しますね。
この言葉が全てです。今、我々がすべき事の全てが、このツイートだと思いました。今後、どこまでこの不安定な状況が続くのか、正直わかりませんが、出来る限り通常営業を維持していこうと思いました。そんな中、本日の朝、豚組の@hitoshiさんからこんなtweetがありました。
ふと思ったんですけど、不安で一杯の飲食店も多いでしょうし、ここはひとつTwitterを使って連帯して「一緒に飲食業を元気にしていこう!」みたいな活動ができませんかね。飲食店が元気になれば、みんなも元気になるはずだし!
一も二もなく賛同です。続いて
ではツイッターで企画を練りましょう。まずハッシュタグを決めたい。それを開いて読むだけで、一人じゃないんだと、みんな頑張ってるんだと思えるようなハッシュタグを作りたい。
とのツイート。@hitoshiさんや@paxiさんらの顔、お客様の顔が次々と浮かんできて、不思議な位、すっと「#smileat」というハッシュタグが浮かびました。そこから数時間でこのブログを@hitoshiさんが立ち上げてくれました。このタグ・ブログにて飲食店が一丸となり、励ましあい、そしてお客様にsmileの場を提供するために頑張ります。特別メニューも企画し、売上から被災地の方々への義援金も寄付していきます。
今こそ、愛をもって、上を向いて、みんなで頑張りましょう!らぶ!
(タイ屋ソンタナ・fumi)